クロス取引では、信用売り建てに対応している証券会社を選ぶ必要があります。
今回は、信用売り建てができるクロス取引に強いおすすめ証券会社TOP5をご紹介します。
コスト、銘柄数など証券会社の特徴を理解して、より利益率が高い証券口座を開設しましょう!
「クロス取引ってなに?」という方は以下↓の記事を先にどうぞ。
1.クロス取引を行う証券会社を厳選する理由
1-1.クロス取引のメリット
権利付最終日までに、欲しい株主優待の株式銘柄を「現物買い取引」と「信用売り取引」を同時に行い、権利落ち日以降に現渡しにより決済すれば損益相殺となります。
株価が下がってしまった場合も損失が無いので安心です。
1-2.クロス取引のデメリット
クロス取引では、様々なコストがかる為、株主優待の価値を上回る費用がかかる場合もあります。
クロス取引の費用として、現物買い手数料、信用売り手数料、貸株料、現渡料、逆日歩、配当調整金があります。
逆日歩は、制度信用ではなく「一般信用」を選択することで、回避できます。
配当調整金は、無配当や配当金が低い銘柄を選ぶと良いでしょう。
ただし、現物買い手数料、信用売り手数料、貸株料、現渡し手数料等は、できるだけ安い証券会社を選ぶべきです。
証券会社により条件が異なり、信用取引手数料無料!などお得にクロス取引できる証券会社もあります。
コストだけで、証券会社を選ぶというのも得策ではありません。
なぜなら信用売り建てができる証券会社は限られているからです。
取り扱い銘柄数、取引数量や口座所有者数からライバルがどの程度いるかチェックする必要もあります。
信用売り建ては、各証券会社の在庫数が異なるので、無くなってしまえばクロス取引出来ません。※抽選を実施している証券会社もあります。
つまり、手数料・銘柄数など総合的に考慮したうえで、クロス取引に強いネット証券を選択する必要があります。
証券会社を選ぶ条件
- 信用取引売り建てができる
- 手数料が安い
- 信用売りができる銘柄数が多い
上記の条件を踏まえた上で最もお得にクロス取引ができる証券会社はどこでしょうか?
2.クロス取引に強い証券会社TOP5
現在クロス取引ができるネット証券は9社程度です。
なぜそんなに少ないかというと、一般信用取引買い建てができる証券会社は多いのですが、信用売建てに参入している証券会社が少ないためです。
NISAやiDeCo、海外ETFをする場合は、楽天証券とSBI証券の2択を推薦していますが、クロス取引については異なります。
この2大ネット証券は、口座所有者数が多いので、ライバルが非常に多いため取引できない可能性が高いからです。
また銘柄数や手数料から見てもランキング上位のSMBC日興証券の方が優れています。
株主優待をお得にGETする優待クロスで得られる利益は、優待の価値である数百円~数千円程度です。
利益が低い分、手数料も極力低く抑えたいですよね。
優待クロスで最もおすすめの証券会社がどこか?と聞かれると、手数料が安く取り扱い銘柄数が多い「SMBC日興証券」です。
最初の一つ目のクロス取引口座としてお勧めします。
しかし、条件が良い証券会社は、クロス取引に参戦しているライバルも多いので、狙っている株式銘柄が在庫無しとなり取引出来ない場合があります。
逆に、人気が低い証券会社の場合、取扱数量自体は少ないけど、ライバルが少ないので、優待クロス人気銘柄が権利付き最終日に在庫有りで残っているというケースもあります。
そのため、クロス取引を積極的に試してみたい方は、複数の証券会社の口座開設をしておくとをおすすめします。
一社の口座のみでは、狙っている株主優待を現実的にクロス取引で獲得するのは難しいかもしれません。
実際にクロス取引でたくさんの優待を獲得している方は、メイン口座とサブ口座を使い分けて賢くクロス取引を成功させてるのです。
では、クロス取引メイン口座におすすめの第1位「SMBC日興証券」の特徴から見ていきましょう!
第1位 SMBC日興証券
クロス取引といえば、SMBC日興証券というぐらい信用取引に強い証券会社です。
一般信用売りができる株の在庫数が全体的に多いので、その分クロス取引ができる可能性も高まります。
そして、信用取引手数料無料という大きなメリットが人気の理由です。
無条件で無料になるので、初めての方ももちろん無料です。
また一般信用売り建ての金利も安く、全て無期限(長期)です。
約定代金が安い銘柄は金利も安くなるため、1~2ヶ月前から在庫切れとなる場合もあります。早い者勝ちです。
クロス取引のメイン口座として第一候補
第2位 auカブコム証券(MUFGグループ)
取扱銘柄数が多い!在庫数も豊富!
クロス取引のメイン口座として利用している人が多い証券会社です。
売建は長期と短期があります。
※現渡手数料がかかる(大口優遇の場合は無料)
第3位 SBI証券
クロス取引用に口座開設をする前に、試してみたいという方でSBI証券口座を持っている場合にお勧めです。
私もSBI証券がクロス取引デビューです。
取引画面はわかりやすく、初心者もスムーズに取引が行えます。
取り扱い銘柄数も豊富です。
手数料プランはスタンダードとアクティブがあり、株主優待クロス取引はアクティブプランがおすすめ!
50万までの無料枠を使って、50万までの約定で済む銘柄を数日前から確保しよう!
第4位 松井証券
一般信用サービス売建サービスを最初に初めた証券会社。
一般信用売建は全て無期限(長期)で金利が安い。
松井証券は1日の約定合計が50万円以下であれば、手数料が無料です。
銘柄数は少なめです。
銘柄数が少なめで手数料も安いとは言えないので、参加者が少なく他社で在庫切れとなった銘柄が残っている場合があります。
第5位 GMOクリック証券
手数料は無料ではないですが、安いです。
株主優待のキャッシュバック枠を利用すると実質手数料無料となります。
取扱銘柄数が少ないためあまり注目されず、他社の売建在庫がない銘柄が潤沢に残っている場合があります。
サブ口座として検討しましょう。
まとめ
今回は、株主優待をお得にGETできるクロス取引におすすめの証券会社TOP5をご紹介しました。
一般信用売建てができ、銘柄数が豊富で、手数料が安いという条件で選ぶと、SMBC日興証券が第一位です。
無条件で信用取引手数料無料でその他の手数料も低いので安心ですね。
私自身は、SMBC日興証券とSBI証券でクロス取引を少し実践していますが、色々な銘柄への取引機会を増やしたいので、穴場の証券会社として松井証券
かGMOクリック証券をサブ口座に検討しようと思います。
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