MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数の定期見直しは、11月11日に発表が予定されています。
MSCI指数の除外銘柄になると、国内外の機関投資家がポートフォリオから外す動きが出るため、その株式銘柄の株価は下落トレンドとなりがちです。
日経平均株価が下落しそうな時に、下落傾向にあるSMCI除外銘柄を売りで入ったり、下がりきった底値買いを狙う銘柄として検討してみてはいかがでしょうか?
この記事では、2022年11月に行われるMSCI組み換え予想銘柄とその株価の動きについてを紹介します!
1.MSCI銘柄の組み換えは年4回行われる
MSCI指数の銘柄の組み換えは、5月、11月を中心に、年4回行われます。
2022年5月は、採用0,除外22でした。
除外銘柄は、予想が出てくる前から売られ、入れ替え日に向けて大きく株価を押し下げ、入れ替え後も軟調な値動きを継続する傾向があります。
最近では、MSCI Japan 定期見直しが行われる11月が近づき、9月12日時点で大手証券会社での暫定予想が発表されました。
それでは、早速大手証券のMSCI採用・除外予想銘柄、その株価変動を見ていきましょう!
2.【2022年11月】MSCI Japan Standard指数の定期見直予想
大和証券クオンツリポートによるMSCI組み換え予想銘柄(暫定)
採用候補(1銘柄)
- (7211)三菱自動車
除外候補(14銘柄)
- (2002)日清製粉
- (2433)博報堂DY
- (8355)静岡銀行
- (2371)カカクコム
- (4516)日本新薬
- (3861)王子
- (6845)アズビル
- (6465)ホシザキ
- (2127)日本M&A
- (2593)伊藤園
- (6753)シャープ
- (1803)清水建設
- (4042)東ソー
- (7186)コンコルディア・フィナンシャルグループ
円安進行などの影響から候補銘柄より実際の除外銘柄は、減少する可能性があるとみられています。
なお、定期見直しは日本時間11月11日早朝に発表予定です。
変更は11月30日終値ベースで反映されるので、11月30日大引けに向けての株価値動きにも注目が集まります。
日本株は採用候補よりも除外候補が圧倒的に多い為、パッシブ連動資金のリバランスに伴い資金流出が懸念されます。
2-1.MSCI【新規採用】予想1銘柄
(7211)三菱自動車の株価
※トレーディングビューより
2-2.MSCI【除外】予想14銘柄
(2002)日清製粉グループの株価
(2433)博報堂DYホールディングスの株価
(8355)静岡銀行の株価
(4516)日本新薬の株価
(2371)カカクコムの株価
(7186)コンコルディア・フィナンシャルグループの株価
(3861)王子ホールディングスの株価
(6845)アズビルの株価
(6465)ホシザキの株価
(2127)日本M&Aホールディングスの株価
(2593)伊藤園の株価
(6753)シャープの株価
(1803)清水建設の株価
(4042)東ソーの株価
2-3.その他除外候補に挙がった6銘柄
上記の除外予想14銘柄に加え、下記6銘柄も候補に上がりました。
- (3141)ウエルシアホールディングス
- (8331)千葉銀行
- (6305)日立建機
- (6370)栗田工業
- (3271)飯田グループ
- (5333)日本碍子
(3141)ウエルシアホールディングスの株価
(8331)千葉銀行の株価
(6305)日立建機の株価
(6370)栗田工業の株価
(3271)飯田グループの株価
(5333)日本碍子の株価
まとめ
今回は、2022年11月11日早朝に予定されている国際的な投資指標MSCIの定期見直しの採用・除外予想銘柄の現在株価についてまとめました。
採用予想の三菱自動車は上昇後に調整の下げ局面となっています。除外予想銘柄は、それぞれの動きをしており、MSCI除外予想の影響は現段階では受けていないようです。
今後の予想、決定を受け、MSCI組み換え銘柄がどのように株価変動するか、引き続きリサーチを続け投稿します!
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