今回は、11月10日(11日の早朝)に発表される、MSCIジャパンスタンダード構成銘柄の入れ替えについての結果報告の記事になります。
前回のMSCI銘柄の分析記事は↓
11月のMSCI リバランスー 新規採用、除外はゼロ
MSCIによる正式発表は11月10日、リバランスは同月30日引けに実施されます。
11月30日引けに行われるMSCI指数構成銘柄の定期見直しについて、大和証券、みずほ証券、モルガンスタンレー証券など大手証券会社は事前に予想をたてていました。
新規採用候補としては、「三菱自動車」「マツキヨココカラ」「シャープ」などの名前があがっていました。
一方、確度が低い為、新規採用、除外は0になる可能性も示されていました。
リバランス対象銘柄について、採用の場合は株価上昇、除外の場合は大きく下落する可能性があり、投資家の関心が高まっていました。
結果は…日本株からの新規採用も除外も無し!
2022年5月のリバランスでは22銘柄の除外が行われましたが、今回はゼロです。
新規採用が無いのは残念ですが、除外もないので、リバランスによる日本株からの資金流入の心配はなくなりました。
新規採用予想されていた銘柄が、採用なしと分かった日の株価の値動きについてまとめました。
11月11日MSCI新規採用予想されていた銘柄の値動き
2022年11月11日(金)は、前日10日夜に米国CPIが発表され、予想を下回ったことにより、米国株は全面高、為替市場も急激な円高トレンドとなりました。
アメリカ株上昇の影響を受けて、11月11日の日本株は、グロース株、テック株、好業績を発表した銘柄に買いが集まり急上昇。
800円を超える大幅な上昇となりました。
しかし、MSCI新規採用見送りとなった(7211)三菱自動車、(3088)マツキヨココカラ&カンパニーについては、いずれも値下がりとなりました。
(7211)三菱自動車
日経平均株価が700円以上の上昇したのに対して、三菱自動車は-18円、2.86%下落となりました。
日経平均の地合いが悪い時期に好業績の決算を発表した三菱自動車の株価は高値圏にありまう。ここからの株価がどうなるか気になるところです。
(3088)マツキヨココカラ&カンパニ
日経平均株価700円以上の上昇の中、マツキヨの株価はー50円安、0.97%安となりました。
なお、マツキヨココからは11月14日に決算を控えています。
近日インバウト需要関連株から資金が抜けており、株価下落中です。
MSCI新規採用が決まれば、上昇に転じたかもしれないので、少し残念です。
次回2023年5月のMSCIリバランスはどうなるか、時期が近付けば検討していきたいと思います!
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