【高配当株投資】高配当ETFとセクター別人気高配当株14銘柄

株式投資

今回は「みんな大好き高配当株投資」について執筆したいと思います。

配当の高い株式銘柄に投資をすると、株価が値下がり局面でも慌てることなく、定期的なインカムゲインを取得できます。

高配当株への投資方法は、個別銘柄を保有するか、高配当株ETFに投資する方法があります。

いずれの場合も、権利日に保有していることが配当金をもらえる条件です。

そのため、どの時点でどの株やETFを保有しておけば良いかあらかじめ確認しておくことが重要です。

高配当株投資をしようと思う時に都度インターネットで検索したり、本を購入しても良いのですが、煩雑になりがちなので、今回の記事に「高配当株投資推奨銘柄とその権利月」をまとめました。

一年分の権利月、ETFの権利日を掲載しておりますので、参考にして頂ければ幸いです!

スポンサーリンク

1.高配当ETFとは

高配当ETFとは、分配金が3%~4%と分配利回りの高いETFのことをいいます。

高配当ETFのメリットは、収益基盤が安定していることです。

個別株が急落する場面でも、高配当ETF投資は経済状況に左右されにくく、比較的リスクが低い投資と言えます。

しかし、高配当ETFは大きな成長が見込みづらいというデメリットがあります。

高配当ETFの構成銘柄はすでに成熟しているものが多いため、急成長する可能性は低いといえます。

つまりハイリターンを望むことが難しいです。

長期投資、積み立て投資として、一部資産を分散投資することに適しているでしょう。

ETFは、通常の投資信託と異なり、株と同じように市場が開いている間はいつでも購入することができます。

購入前には、投資先の過去のパフォーマンスを要チェックです!

2.おすすめ高配当ETF

配当利回りや人気でいうと、海外ETFがおすすめです。

特に米国ETFの

  • ステートストリート社「SPYD」
  • ブラックロック社「HDV」
  • バンガード社「VYM」「VOO」

が投資家に人気ですが、海外用口座を開く必要があり(数分で手続き完了)、円安の影響で米国投資に妙味を感じないため、今回は日本のETFをご紹介します。

下記は、いずれも野村アセットマネジメント社が運用しています。

  • (1489)日経高配当株50ETF
    日経平均株価の構成銘柄のうち配当利回りの高い48銘柄で構成される株価指数
  • (1577)日本株高配当70ETF
    国内に上場する全株式のうち、今期予想配当利回りが高い70銘柄で構成する「野村日本株高配当70」にに連動

どちらも次の権利日は2023/1/4です。

日経高配当株50ETF(1489)

商品名 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
ベンチマーク 日経平均高配当株50指数
運用会社 野村アセットマネジメント
設定日 2017年02月10日
株価 39,920円
直近配当利回り 4.43%
分配金回数 年4回
経費率 0.28%

日経高配当株70ETF(1577)

商品名 NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型ETF
ベンチマーク 野村日本株高配当70
運用会社 野村アセットマネジメント
設定日 2013年3月5日
株価 23,940円
直近配当利回り 3.66%
分配金回数 年4回
経費率 0.32%
高配当ETFをポートフォリオに組み入れるのも良いですが、国内ETFでは選択肢が少ないところが残念です。
個別株式銘柄を分析し、収益が安定し応援したい企業への投資も検討してみましょう。
個別株の場合は、株主優待を実施している企業もあり、高配当銘柄への投資がお勧めです。

3.高配当株とは

高配当株」とは、配当利回りが高い株のことをいいます。

投資金額に対して、もらえる配当金が多いので、多くの投資家から高配当株への投資が好まれています。

増配」や「記念配当」が発表されると配当利回りが高くなりますので、好感され株が買われます。

その結果、株価が急騰します。

逆に「減配」や「無配転落」が発表されると、配当利回りが低くなり株価が急落する傾向があります。

株銘柄を選ぶ際は、業績悪化により配当が減額されたり、無配当となる恐れがある銘柄を選ばないよう注意しましょう。

「現在の配当利回りが高いから」という理由だけで安易に銘柄を選ぶことは危険です。

配当性向が高すぎる会社の場合、会社の利益を圧迫し、いずれ減配等のネガティブニュースが飛んでくる可能性があります。

業績を確認し、収益の安定性を考慮した銘柄選定を心がけましょう。

また、配当利回りが高すぎる銘柄は、株価が下がった影響で一時的に配当利回りが上がっている可能性もあります。

現在の高配当が今後も継続するとは限りません。

株価が下がると、配当利回りは上がります(下記計算式参照)。

株価下落要因として、企業が何らかの問題を抱えている場合は深刻です。

配当利回りが良かったとしても、株価下落が進めばキャピタルゲインを得ることができず大きな損失につながる可能性があります。

株の購入時には、株価だけでなく、事業内容・業績・成長性にも着目して株式を選びましょう。

右肩上がりの好業績企業の銘柄を選ぶことができれば、比較的安心ですね。

4.配当利回りとは

配当利回りとは、年間配当金(1株あたり)を現在株価(1株あたり)で割ったものに100をかけた割合です。

年間配当金(1株あたり) ÷ 現在値(1株あたり) × 100 = 配当利回り()

利回り3%以上の株が「高配当株」に該当します。

逆に日経平均構成銘柄の平均配当利回りを下回る銘柄は、高配当株投資には不向きです。

配当利回り2.5%以下の株式銘柄は選択しないようにしましょう。

また、過去の株価・配当を照合し、配当の安定している銘柄がおすすめです。

5.【業種別】高配当投資候補銘柄

個別高配当株に投資する場合、業種が偏らないように注意しましょう!

海運業、不動産業など、配当利回りが全体的に高い業種もありますが、一部の業種に集中して投資をすることは危険です。

株の世界では、定期的に「セクターローテーション」が起こり、注目されて株価上昇しやすい銘柄、注目がなくなり株価下落しやすい銘柄が変わります。

できるだけ複数のセクターに分けることをおすすめします。

それでは、投資家に好まれる高配当株を業種別でご紹介します!

<通信業>

銘柄 (9432)日本電信電話
株価 3,968円
配当利回り 3.02%
権利月 3・9月

国内通信事業最大手。持ち株会社制で地域電話独占。携帯、光回線高シェアのドコモブランドを持ち、景気に左右されないディフェンシブ株の代表。11期連続増配

銘柄 (9433)KDDI
株価 4,253円
配当利回り 3.17%
権利月 3・9月

総合通信会社。携帯「au」ブランド主体にライフデザイン事業。パートナー企業と連携。カタログギフトがもらえる株主優待も人気が高く、株価が下がりにくい。ディフェンシブ株。21期連続増配。

<商社>

銘柄 (8058)三菱商事
株価 4,206円
配当利回り 3.57%
権利月 3・9月

三菱グループ中核で総合商社大手。エネルギー関連に強み。機械、化学や食品も割安感があり、売上高が高い。景気敏感株。塁審配当方針を宣言しており、増配が見込める優良株。

<銀行業>

銘柄 (8306)三菱UFJ
株価 652円
配当利回り 4.9%
権利月 3・9月

国内最大の金融グループ。傘下に銀行、信託、証券、カードなど。海外事業拡大。3大メガバンクの一つで海外収益が全体の多くを占めてる。景気敏感株でマイナス金利や逆イールドなど収益が下がる懸念もあるが、株価は安定している。

銘柄 (8316)三井住友フィナンシャルグループ
株価 4,141円
配当利回り 5.31%
権利月 3・9月

傘下に三井住友銀、SMBC日興証券、三井住友カード等。収益力は大手銀行グループで首位級。累進配当性向を宣言しており、増配が見込みやすい。

<その他金融業>

銘柄 (8591)オリックス
株価 2,120円
配当利回り 6.79%
権利月 3・9月

保険、金融、不動産など幅広く事業展開している。景気敏感株。総合リース最大手。保険・信託など金融事業多角化。事業投資や海外も展開。リーマンショックやコロナの影響を受けたが、現在は堅調。

<食料品>

銘柄 (2914)日本たばこ産業(JT)
株価 2,390円
配当利回り 6.27%
権利月 12・6月

たばこ製造を独占。M&Aで海外たばこ。加熱式も注力。医薬・食品・たばこ以外に飲料事業や加工品事業なども手がけている。

<ゲーム>

銘柄 (7974)任天堂
株価 6,056円
配当利回り 計算中
権利月 3・9月

ゲーム機メーカー最大手。ソフト開発力に強み。海外でも高シェア。為替変動影響大。

<保険業>

銘柄 (8766)東京海上ホールディングス
株価 2,592円
配当利回り 3.86%
権利月 3・9月

損保で首位級。東京海上日動を主体に生保、金融。海外保険事業を拡大。

<卸売業>

銘柄 (8093)極東貿易
株価 1,319円
配当利回り 6.18%
権利月 3・9月

機械商社中堅。産業向け主力で設備、高機能材料も。防衛関連に強み。産業向けの商材や、最先端技術を提供する専門商社。長年培ってきた高い技術力により、航空宇宙関連機器やエネルギー資源開発など幅広い事業に取り組んでいる。特別配当により、高い利回りを実現している人気銘柄。

銘柄 (8103)明和産業
株価 778円
配当利回り 3.21%
権利月 3・9月

精密化学品・樹脂などを扱う三菱系中堅商社。化学品・樹脂主力。炭素製品などで高シェア。中国に強み。配当利回りが高いことで有名だが、政策保有株式の一部売却が増配の理由となっているため、今後も継続的に増配されるかは不明です。

<海運業>

銘柄 (9101)日本郵船
株価 2,563円
配当利回り 18.66%
権利月 3・9月

海運業界最大手。海運の他、陸・空を組み合わせた網羅的な物流サービスを提供。ここ数年で配当が大きく増加し、投資家に好まれる代表的な高配当銘柄ですが、2023年以降の見通しがどうなるかに注目です。

業績は好調ですが、外的要因に左右されやすい銘柄のため、ボラティリティの高い値動きする傾向にあります。

2022/9/30に1:3の株式分割を実施し、手頃に購入できるようになった。

銘柄 (9104)商船三井
株価 2,775円
配当利回り 18.02%
権利月 3・9月

海運業大手。世界最大級の保有船。鉄鉱石、タンカー、LNG船、不定期便に強み。

<機械>

銘柄 (6301)コマツ
株価 2,716円
配当利回り 3.53%
権利月 3・9月

建機最大手、世界2位。現地生産大。産業機械や鉱山機械も。IT活用に強み。

まとめ

2022/10/7現在 推奨高配当銘柄リスト

今回は、国内高配当ETF・代表的なセクター別おすすめ高配当株をご紹介しました。

個別銘柄を買う際は、高配当株の権利月、セクター、企業業績を確認し、バランスを考えて取引しましょう。

効率よく高配当株投資ができることを願っております!

スポンサーリンク
株式投資
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
資産づくりFP相談室をフォローする
スポンサーリンク

コメント