2021年6月は、IPO新規上場ラッシュとなりました。
業績良し、成長性良し、地合い良しなど元々の評価が高い期待銘柄は勿論ですが、低評価のIPO銘柄も初値は大きく上げてのスタートでした。
IPOセカンダリーでは下がっていて損失を出した方もいますが、IPO当選 ⇒ 初値売りをした場合、簡単に利益確定となったことでしょう。
IPO初心者の方でも、IPO投資で初値売りをすればかなりの高確率で値上がり益を得ることができます。
今回は、今すぐブッグビルディング参加できる2021年7月直近IPO銘柄をご紹介します。
1.IPO初心者の7月銘柄の狙い方
7月は、6月ほど上場数は多くないので、IPO市場が荒れずにじっくり参加できそうです。
IPO銘柄数が多くないため、IPO狙いの投資家のブックビルディング参加が集中すると思われます。
しかし、IPO投資では、ほとんどが抽選方式のため初心者でも平等に当選する機会があります。
これからIPO投資を始めてみたい!と思っている方は、まずはIPO取扱が多いネット証券口座を開設しましょう。
大手証券会社の窓口ではなく、平等抽選を行う証券会社です。
IPOの始め方は、とっても簡単!3ステップです。
- IPO取り扱いがあるネット証券の口座を開設
- ブックビルディング参加
- 当選を待つ
IPO抽選に申込みすることをブックビルディング(BB参加)と言います。
その後、申込みを行うので、2回の手続きが必要です。
適当にブックビルディング参加して、当選してから申込みするか考えるのもアリですが、当選辞退者にペナルティを設けている証券会社があるので注意が必要です。
また、後期型と呼ばれる証券会社では、
ブックビルディング ⇒ 申込み ⇒ 抽選
という流れのため辞退できません。
ブッグビルディング参加から抽選結果まで資金拘束される場合が多いので、資金が潤沢でない場合は、やはりどの銘柄に参加するか検討することになります。
当選後は、購入手続きを行います。
購入できたら、上場前に寄付き成行売り注文(初値売り)を出します。
この初値売りで利益確定が望めます。
勿論、売らずに持ち続けることで上昇し続けるかもしれません。
しかし下落リスクも伴います。
IPO株は注目度が高く値動きが激しいので、初心者は初値売りが無難と思われます。
ブックビルディング時に決める申込み口数によりば、リターンが増加します。
100株、200株、300株とより大きい口数で申込みすれば、リターンは2倍、3倍と大きくなります。
評価の高いIPO銘柄に大口で申込み、当選したら一気に資金が増えますね。
(※証券会社によっては、申込みを一口までに限定している場合もあります)
とはいえ、やはり投資である以上、リスクはあります。
IPO銘柄のうち、約1割は「初値割れ」します。
最近はIPOが好調で初値割れはあまり見かけませんが、評価の低い銘柄では初値割れ、損失となる場合もあります。
初値割れ銘柄を避けるため、IPO銘柄の特徴を分析して、選択する必要があります。
7月上場予定は、【9銘柄】です。
その内2銘柄は、受付終了済みのため、今から参加できるのは【7銘柄】です。
新規承認された7月上場IPO銘柄を徹底分析し、初値やリスクを予想しましょう。
2.7月IPO銘柄の攻略!今からでも間に合う7銘柄
- ラキール(4074)
- アシロ(7378)
- ランドネット(2991)
- サーキュレーション(7379)
- デリバリーコンサルティング(9240)
- ブレインズテクノロジー(4075)
- AIメカニック(6227)
※コラントッテ(7792)とBCC(7376)も7月IPO上場ですが、BB期間終了のため割愛します
7月IPO銘柄の評価一覧
個人的な評価になりますが、IPO企業のファンダメンタルズや大手評価業者サイトの意見を参考に作成しました。
評価B以上の場合、初値リスクはかなり低いです。
評価C以下になると、業績、成長性、地合いなど何らかの不安要素があります。
しかし、直近ではIPO人気が高く、大手評価業者が「D」を付けていた銘柄でさえ初値上昇しています。
IPO当選確率は完全平等抽選の場合は、1~2%程度です。
証券会社やタイミングによっても異なりますが、簡単には当選しません。
しかし、IPOは資金拘束の有無はあるものの、当選しない限り利益も損失も出ません。
拘束された資金は「落選」か「辞退」するとすぐに拘束解除されるので安心です。
またIPO株に当選した時の買付手数料は無料です。
宝クジと比べると、お金がかからず経済的と感じています。
3.7月直近銘柄「ラキール」を分析&初値予想
さて、7月直近銘柄のうち、7/6までBB受付中で今すぐブッグビルディングに参加できる「ラキール」について今回は分析してみました。
まずはラキール(4074)のIPO詳細や初値、幹事証券、証券会社割当枚数等を見てみましょう。
<ラキール(4074)>IPO詳細
会社名 | 株式会社ラキール(4074) |
---|---|
事業内容 |
企業向けシステムの開発・保守及びクラウド型アプリケーション開発・運用基盤「LaKeel DX」とその関連製品の開発・販売等。 |
上場予定日 | 2021月7月16日 単独上場! |
市場 | 東証マザーズ |
幹事 |
主幹事:野村證券 |
吸収金額 | 18.8億円 |
公募 | 【公募】840000株【売り出し】420000株【OA】189000株 |
想定価格 | 1,300円 |
仮条件 | 1,300~1,400円 |
BB期間 | 6月30日~7月6日 |
<ラキール(4074)>ネット証券平等当選割当数
- 野村證券(主幹事) … 1260枚
- SBI証券 … 283枚
- 楽天証券 … 378枚
- SMBC日興証券 … 25枚
丸三証券、ネット証券以外の証券会社や松井証券など委託幹事も多数あり、計16社からBB参加できます。
主幹事の野村證券でのBB参加が最も当選確率は高いと思われますが、ライバル数も多いのが難点です。
野村證券は資金不要でBB参加できるメリットがあり、老舗証券会社のため、口座開設者数がとても多いのです。
とはいえ、申込みしなければ当選もしないので、ダメ元でも参加すべきです。
16社あるので、口座を持っている証券会社から参加してみましょう!
<ラキール(4074)>IPOのメリット
- システム関連・DX化を促進させるプロダクトを提供ということで、IPOでは人気の出やすい業種!需給面でも有利
- 単独上場で注目度が高い
<ラキール(4074)>IPOのデメリット
LaKeel DXのユーザー企業は、サーバーやネットワーク機器を準備不要で、クラウドプラットフォーム上でアプリケーションの開発・運用ができるため顧客が拡大しています。
しかし、業績推移では売上、利益率ともにそこまで上昇していません。
黒字ではあるものの不安を感じます。
東証マザーズ新規上場のため、高い成長性を期待したいところなので少し残念です。
ですが、デメリットはその程度!
黒字ですし、他に大きなデメリットはなさそうです。
デメリットが少ないところがメリットでもあり、初値上昇は十分見込めると予想します。
<ラキール(4074)>IPOの初値予想
2,000円 ~ 2,400円
総合評価:B
まとめ
IPO初心者の方が、今すぐIPO投資に参加できる方法と2021年7月IPO銘柄をご紹介しました。
7月は新規上場数が9社で、そのうち7社は今からでもブックビルディング参加が可能です。
ここ数カ月、IPO人気が過熱しており、評価が低いIPOでさえ揃って初値上昇しています。
直近7/16にIPO上場予定の「ラキール」は注目度の高い、システム開発DX事業です。
業績はまぁまぁですが、他に悪材料もなく初値上昇が期待できます。
当サイトでの初値予想【2,000~2,400円】【評価B】です。
ローリスクハイリターンはIPO投資!優良銘柄で当選を目指したいですね。
ネット証券口座をお持ちの方は、ぜひ「IPO投資」を始めてみてはいかがでしょうか。
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