ジュニアNISAで資産運用するためには、まず口座開設が必要です。
口座開設ではネット証券の楽天証券とSBI証券が人気です。個人投資家の方々は、両方の口座を保有している人も多いですよね。
では、子供の将来の為の投資である「ジュニアNISA」の場合は、どちらの証券会社がよいでしょうか?
と一般的に言われています。
今回は、ジュニアNISAの口座開設にSBI証券が最適と言われる理由を探ってみましょう!
1.ジュニアNISAがSBI証券一択の理由
証券会社といえば、ネット証券である楽天証券とSBI証券が手数料が安く、サービスが充実しています。
ジュニアNISAの口座開設の場合、ネット証券の中でも「SBI証券」がベストと言われます。
どこに人気の理由があるのでしょうか?
初めに結論を言うと「ジュニアNISAはSBI証券一択」と言われる理由は、SBI証券独自の取扱商品があるからです。
SBI証券では、米国を始め世界9か国の株式投資をすることができます。
ジュニアNISA口座で最も多くの外国株式に投資できるのはSBI証券です。
さらにミニ株も利用できます。ミニ株はSBI証券以外では利用できません。
投資を行う上で、バランス投資、ポートフォリオの選択肢が多いことは利益拡大やリスクヘッジ効果につながります。
SBI証券の詳細を説明する前に、まずジュニアNISAの基本をおさらいしましょう。
2.ジュニアNISAと一般NISAの違い
ジュニアNISAとは、19歳以下の未成年者のための少額投資非課税制度です。
ジュニアNISAを利用すれば、子どもの資産形成や教育資金の形成などに役立ちます。
ジュニアNISAと一般NISAの最大の違いは、1年間の非課税金額です。
非課税額はそれぞれ、ジュニアNISAが80万円、NISAが120万円です。
非課税期間については、ジュニアNISAもNISAも同じく5年間です。
5年間満額で運用した場合、ジュニアNISAは400万円、NISAは600万円を非課税まで運用することができます。
自分(大人)のNISA非課税枠を超えてしまった場合、ジュニアNISA口座を作っておけば、さらに一家での非課税枠が増えるというわけです。
さらにジュニアNISAにはメリットがあるのですが、詳細は別記事をご参照下さい。
3.ジュニアNISAのための口座開設時の注意点
ジュニアNISA(少額投資非課税制度)を始めるには、まずは金融機関の口座開設をする必要があります。
投資効果を最大限に活用するために、最適な金融機関を選定することが重要です。
「なぜ、廃止が決まっているジュニアNISAを今更始めるの?」と疑問に感じた方は前回の記事をご参照ください。
廃止が決まったジュニアNISAはデメリットがなくなるので、学資保険のかわりの投資商品としておすすめです。
投資に最適な条件の良い金融機関を選んだ方が利益は効果的に増えますよね。
ジュニアNISAで開設できるのは1人につき1口座のみです。
金融機関の変更はできないので、金融機関選びには慎重にしなければなりません。
ジュニアNISAは様々な銀行や証券会社で始める事ができます。
非常に選択肢が多いのですが、人気は手数料が安い証券口座に集中しています。
4.ジュニアNISA口座で人気がある2大証券会社
ジュニアNISAのおすすめ口座は、ズバリ、楽天証券 or SBI証券 です!
NISAやiDeCoの口座開設では、楽天証券とSBI証券が比較されることが多いですよね。
この2社が優良で、どちらも商品数が多く、手数料が安いという特徴があります。
投資することでもらえるポイントは、楽天証券は楽天ポイント、SBI証券はTポイントです。
NISA口座、つみたてNISAでは、楽天証券の方がやや優勢かなと思います。
楽天証券は、楽天ポイントで投資できたり、保有運用商品についてポイントがもらえたり、ポイント還元率がやや優勢です。
また、投資について学習できるコンテンツが充実していることも初心者の満足度が高い理由です。
しかし、ジュニアNISAの場合、SBI証券一択とアドバイスする専門家が多いです。
5.ジュニアNISAの口座は「SBI証券」をおすすめする6つの理由
①投資信託取扱数「2570本」
楽天証券に次いで、投資できる商品種類が多いので良いですよね。
楽天は2593本です。
やはりこの2大ネット証券が強いですね。
②取引手数料はずっと無料(国内株式売買・海外ETF買い)
税金ゼロ、手数料ゼロで効率よく資産を増やせそうです。
「お!すごい」と思いましたが、競合他社5社(楽天証券・マネックス証券・松井証券等)とこの点は同じでした。
③夜間取引ができる!
日中お仕事で取引できない人に嬉しいサービスですよね。
楽天証券と松井証券も夜間取引可能です。
④投資買い付けは100円から!
ワンコインから少額から始められるのは嬉しいです。
中学生・高校生のお子様とお金の勉強のために始めるのも良いかもしれません。
⑤外国株式に投資できる!
アメリカ、香港、ロシアなど9か国の株式に投資可能です。
他の証券会社では残念ながら取扱いが非常に少ないです。
安全に投資する為には、分散投資が重要です。
より広い分野に投資できることは大きな魅力です。
特に外国株式は、将来値上がる可能性がある成長株が多く、大きく値上がった場合、ジュニアNISAの非課税のメリットが大きくなります。
米国インデックス投信やETFも大きな利益が出るかもしれませんが、調整局面と言われる現状では、ピンポイントでこれから伸びる海外企業へ投資することも選択肢の一つに検討する価値があると思われます。
もちろんリスクがあるので、比較的安全な債権割合が多い投資信託やETFと併せもつことをお勧めします。
⑥ミニ株投資ができる!
少しずつ購入するミニ株で運用したい場合等は、確かにSBI証券一択になりますね。
SBI証券の強み6つの内、特に⑤⑥が他社にない強い魅力です。
ミニ株とは、通常の1/10から運用できる少額投資手段です。
資金が少ない方や、少しずつ始めたい方に人気があります。
ジュニアNISAでもミニ株投資を利用してリスク少なく始めるのもよいかもしれません。
その他にも、頻繁に口座開設キャンペーンを行っているので、SBI証券公式サイトをチェックしてみましょう。
SBI証券の外国株式とミニ株は他社にはない強み!
SBI証券をおすすめする上記の6つの理由のうち、特に⑤⑥が他社にない強い魅力となっています。
私、個人的には自分の一般NISAは楽天証券、ジュニアNISAはSBI証券の口座を利用しています。
米国株を購入するので、ジュニアNISAでSBI証券を選択しました。
しかし下記のような理由で楽天証券を選ぶ意見も多いです。
外国株式・ミニ株以外では、SBI証券と楽天証券と大きく変わらないのでご自身の使いやすい方を選べばよいと思います。
ランキングなどは一つの参考データととらえ、自分自身でしっかり判断しましょう。
ネット証券は、簡単で手数料が安く使いやすいところが魅力です。
特に上記でもご説明した100円から投資できるのは魅力的です。
競合4社も同様で、良いシステムです。
ワンコインで投資ができるので、投資=怖いものという囚われを捨てて、お金の勉強をするよいきっかけになるのではないでしょうか。
日本人のマネーリテラシーの低さは、私達がお金の教育をきちんと受ける機会がなかった事が原因ですよね。
これからを担っていく子供達は、身近なところから資産形成について考える力をつけておくと必ず将来のためになると思います。
もちろん大人の私たちも少額から投資できる事でリスクを減らすことができます。
「ジュニアNISAでは、SBI証券一択」と言われる理由を理解した上で、ご自身にとってはどの証券会社が利用しやすいか検討した上で、慎重に選ぶことを推奨致します。
<証券会社選びで考慮すべきポイント>
- オンライン手続きのしやすさ
- コールセンターの対応
- 商品選びの解説
- どのポイントを貯めたいか
まとめ
ジュニアNISAの口座は「SBI証券」がおすすめと言われる理由は、外国株式の選択肢が多く、ミニ株の運用ができることです。
しかし、特に海外個別銘柄やミニ株に投資する予定がなければ、他の条件を視野に入れて判断しましょう。
2023年の廃止が決定しており、ジュニアNISAを始めるなら早いに越したことはありません。
しかし、口座開設で選び方を間違えると後悔することになるので、自分にあった証券会社をしっかり選びましょう!
ジュニアNISAや資産形成についてもっと詳しい内容を知りたい方は、お気軽にお問合せ下さい。
ジュニアNISAについては下記の記事も参考にしてみてください。
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