2022年12月【高配当株】&【株主優待】おすすめ38銘柄|クロス推奨銘柄も要チェック!

株式投資

今回は2022年12月の「高配当株投資」について、執筆したいと思います。

高配当株への投資方法は、株価が値下がり局面でも慌てることなく、定期的なインカムゲインを取得できます。

権利付き最終日に高配当株や株主優待銘柄を保有することで、毎月安定の収入を確保することができます。

12月が権利月となっている高配当株投資推銘柄」をご紹介します。

「株主優待」と「配当利回り」を確認し、時価総額、PER、PBR、信用貸借割合などを考慮した上で、魅力のある銘柄を選定しました!

また、12月権利の株主優待銘柄もピックアップ!

株価変動によるリスクを回避できる「クロス取引」に向いている8銘柄をご紹介します。

年末に向けて、少しでもお得に取引するために参考にして頂ければと思います。

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1.2022年10月~2023年9月の権利付き最終日

まずは、2022年、残り3カ月分の権利月を最終日を確認しましょう!

権利月最終日の大引けまで保有していると、配当金や株主優待がもらえる権利を取得します。

12月権利月の場合は、12月28日(月)の15:00引けまで保有しておけば、配当権利取りができます。翌日の権利落ち日には売却しても問題ありません。

※逆に権利付き最終日の大引けまで「信用取引売り」で建玉を保有していた場合は、配当落ち調整金を支払わなければなりません。

2.高配当株・株主優待がある銘柄をおすすめする理由

「高配当株」とは、配当利回りが高い株のことをいいます。

投資金額に対して、もらえる配当金が多いので、多くの投資家から高配当株への投資が好まれています。

高利回りの株式銘柄に投資すると、配当権利月前から株価が上昇する傾向にあります。

業績が悪化したり、悪材料ニュースが出た場合に下落した場合も、ある程度下がったところで買戻しされやすい特徴があります。

だらだらといつまでも下げ続けることが少ないので、比較的リスクが低い投資と言えます。

配当金や株主優待をもらう権利が確定する権利月最終日だけ株を保有しておけばいいので、直前に購入しようと思う方もいると思いますが、その際はリスクを伴います。過去の株価の値動きを確認しておく必要があります。

高利回り銘柄は、権利月最終日の翌日である権利落ち日に大きく下落する傾向があり、その後もしばらく下落トレンドに入る可能性があります。

特に権利月にあたる株式銘柄数が少ない月は、株価が大きく動く可能性があります。

時期や銘柄によって、値動きは異なりますので個別に確認しておきましょう。

高配当株購入前には、権利日に向けての株価の動きや、配当落ち後の下落率など過去のパフォーマンスを要チェックです!

3.選んではいけない高配当株

業績悪化により配当が減額されたり、無配当となる恐れがある銘柄は、候補から外しましょう。

「現在の配当利回りが高いから」という理由だけで安易に銘柄を選ぶことは危険です。

配当性向が高すぎる会社の場合、会社の利益を圧迫し、いづれ減配等のネガティブニュースが飛んでくる可能性があります。

また、配当利回りが高すぎる銘柄は、株価が下がった影響で一時的に配当利回りが上がっている可能性もあります。

現在の高配当が今後も継続するとは限りません。減配リスク、そしてその悪材料により株価急落のリスクを伴います。

株の購入時には、株価だけでなく、事業内容・業績・成長性にも着目して株式を選びましょう。

右肩上がりの好業績企業の銘柄を選ぶことができれば、比較的安心ですね。

4.12月【高配当株】&【株主優待】おすすめ38銘柄

投資する高利回銘柄を選定する場合は、上場している市場、時価総額、PER、PBR、貸借倍率などを確認してから取引をしましょう。

プライム市場の場合は、時価総額も高く売買が盛んに行われる銘柄が多いので、需要と供給のバランスが取れており取引しやすいと言えます。

しかしスタンダード市場やグロース市場では、株式銘柄によっては売買が少なく売りたいとき、買いたいときに思った価格で取引できずボラティリティの高い取引になる場合もあります。

また、個別高配当株に投資する場合、なるべく業種が偏らないように注意しましょう!

海運業、不動産業など、配当利回りが全体的に高い業種もありますが、一部の業種に集中して投資をすることは危険です。

プライム市場、時価総額が1000億以上、PER20以下、PBR1倍以下、信用割合1倍以下の高配当株がおすすめです。

各証券会社のスクリーニング機能などを活用して抽出してみましょう。

12月の高配当おすすめ【30銘柄】

それでは、私が抽出した12月権利月のおすすめ株式銘柄をご紹介します。

全ての希望の条件を満たすわけではありませんが、12月権利月のおすすめ株式銘柄をご紹介します。

全てプライム市場の銘柄です。

おすすめ銘柄を12月基準日の実際の配当額が多い順に並べました。

  1. 日本たばこ産業(2914)
    時価総額4兆8710億
    11/8決算 高値圏
  2. ノーリツ鋼機(7744)
    時価総額934億
    11/14決算 様子見
  3. 住友林業(1911)
    時価総額4588億
    10/31決算 短期下げトレンド
  4. ダイトロン(7609)
    時価総額227億
    11/4決算 短期下げトレンド
  5. 日本カーボン(5302)
    時価総額489億
    11/11決算 短期下げトレンド
  6. TOYO TIRE(5105)
    時価総額2552億
    決算11/11 短期下げトレンド
  7. 新日本電工(5563)
    時価総額494億
    .11/8決算 短期下げトレンド
  8. 東洋インキSC(4634)
    時価総額1115億
    11/14決算 下げ止まり待ち
  9. 日本電気硝子(5214)
    時価総額2517億
    10/31決算、短期下げトレンド
  10. やまびこ(6250)
    時価総額487億
    11/11決算、下げ止まり待ち
  11. 日本エスコン(8892)
    時価総額821億
    10/26決算、高値圏
  12. AGC(5201)
    時価総額1兆326億
    11/2決算 下げトレンド
  13. 日本マイクロニクス(6871)
    時価総額513億
    11/10決算
  14. ローランドDC(6789)
    時価総額513億
    11/10決算 長期下げトレンド
  15. INPEX(1605)
    時価総額1483億
    11/8決算、もみ合い
  16. クラレ(3405)
    時価総額3630億
    11/10決算
  17. DIC(4631)
    時価総額2318億
    11/15決算、短期下げトレンド
  18. DMG森精機(6141)
    時価総額1690億
    11/7決算
  19. ヤマハ発動機(7272)
    時価総額1兆440億
    11/7決算、上昇トレンド
    株主優待あり:名産品
  20. ヒューリック(3003)
    時価総額8247億
    10/28決算、短期下げトレンド、短期デッドクロス、下げ止まり待ち
    株主優待あり:300株3000円カタログ
  21. 岡部(5959)
    時価総額323億
    10/31決算、長期下げトレンド
    株主優待あり:一年以上保有200株以上でQUOカード1000円分
  22. ローランド(7944)
    時価総額1180億
    11/10決算、短期下げトレンド、短期デッドクロス
  23. 本田技研工業(7267)
    時価総額5兆8997億
    11/2決算、短期下げトレンド
  24. キャノン(7751)
    時価総額4兆3948億
    10/26決算、上昇トレンド
  25. 住友ゴム工業(5110)
    時価総額3267億
    10/31決算、下げトレンド
  26. スター精密(7718)
    時価総額716億
    11/10決算、短期下げトレンド
  27. キッツ(6498)
    時価総額768億
    11/9決算、高値圏
    株主優待あり:1000株以上QUO1000円
  28. 荏原製作所(6361)
    時価総額4382億
    11/14決算、下げ幅拡大
  29. アウトソーシング(2427)
    時価総額1398億
    11/15決算
  30. アルプス技研(4641)
    時価総額437億
    11/9決算、長期で下げトレンド
株価は、権利月の2か月前から上昇し、権利付き最終日前に下がる傾向があります。12月権利月の株銘柄の場合は、9~10月に仕込むことをおすすめします。つまり、今が仕込むには良いタイミングですね!

!配当利回りの計算方法の注意点!

配当利回りとは、年間配当金(1株あたり)を現在株価(1株あたり)で割ったものに100をかけた割合です。

年間配当金(1株あたり) ÷ 現在値(1株あたり) × 100 = 配当利回り(%)

配当利回り3%以上の株が「高配当株」に該当します。

しかし、この配当利回りは年間トータルの配当利回りで掲載されることが多いので、必ずしも配当金全額をもらえるわけではありません。

基準日が1回か2回かで権利が取れる金額が変わるので注意が必要です。

1年間で配当金がもらえる回数は国内株の場合、年2回の配当が出るのが基本です。

年に2回基準日があり、中間配当、期末配当って2回にわけて配当が振り込まれることが多いのです。

※年1回まとめて配当金を出す企業もあります。

基準日が12月1回の場合は、12/28引けまで保有していれば、年間配当の全てをもらうことができますが、基準日が5月のみの場合は、もらえる配当金0円です。

権利取り配当落ち後に株価が下がることを想定して、「信用売り」取引をする場合も、配当額の確認は必須です。

権利日を挟んで保有していると、配当落ち調整金がかかるからです。

なお、11月配当金が出ない銘柄については配当落ち調整金はかかりません。
今回作成した11月権利の高配当銘柄リストでは、配当利回りは12月基準日該当のみで表示しているのでご安心下さい。配当額と記載してる額から税金を差し引いた額を、実際にもらうことができます!

12月の株主優待おすすめ【8銘柄】(クロス推奨)

12月権利の銘柄は、たくさんあり飲料メーカーなど魅力的な株主優待品もあります。

迷っているうちに株価が上がってしまい、手が出せなくなる前にピックアップしておくことが重要です!

まずは、株価の変動を気にせずにクロス取引で優待取りしたい方におすすめの8銘柄をご紹介します。

株主優待品獲得を目的としたクロス取引には、向いている銘柄向いていない銘柄があります。

一般信用売りができる銘柄かどうか、そして、配当落ち調整金がかかる場合があるので配当金が高い銘柄は避けた方がいいと思います。

また値嵩株の場合、取引にかかる売買手数料などコストがかさむためお勧めできません。

今回ご紹介する8銘柄は、株主優待品の内容が良く配当利回りは1%以下で、一般信用売りの取引が可能です。

一般信用売り在庫が補充された段階で優待クロスを検討してみてはいかがでしょうか?

  1. すかいらーく(3197)
    ガストすかいらーくで使える2000円分の優待カードがもらえます!
    (筆者も、前期クロス取引にて株主優待獲得)
    株価1579円、現段階では配当額未定、赤字から回復傾向
    現状配当金未定の為、クロス取引に向いていると思われます。
    株価の底打ち感もあり、中長期目線で普通に買う場合は、11/11を参考にしましょう。
  2. ホットランド(3196)
    銀だこで使える優待券1500円相当がもらえます!
    株価1393円、配当額が低くクロス取引に向いていると思われます。
    株価については、短期で急騰中。観光客が増え、近隣のたこ焼き店では売り上げが急増しているようです。
    インバウンド需要の恩恵を受ける銘柄かもしれません。
  3. 不二家(2211)
    不二家で使える優待券3000円相当がもらえます!
    毎年クロス取引するか迷っている内に、信用売り在庫が無くなってしまう人気銘柄です。
    ケーキやクリスマス需要もあり、感染症が落ち着いている今期は、業績UPを期待できるかもしれません。
    クロス取引ではなく、通常の買い注文をする場合は、現在の株価が短期でボックス圏の高い位置にあります。
    下がるタイミングがあれば押し目買いで入るのもありと思います。
  4. ライオン(4912)
    自社商品のセットがもらえます!
    (筆者も、前期クロス取引にて株主優待獲得)
    使ってみたかった商品など、様々な実用的商品が入っていました。、開封したときに感動した株主優待の一つです。
    通常の買いを検討する場合は、チャートが崩れて短期で下げる可能性があるので、様子をみながら取引した方がよいと思われます。
  5. マクドナルド(2702)
    マクドナルドで使える食事券6枚がもらえます!
    (筆者も、毎期クロス取引にて株主優待獲得)
    一枚でバーガー、セット、ドリンクが一つずつ選べるようになっています。
    切り取り出来るので、別々に使うこともできます。
    期間限定のお高めな商品や、大きいサイズのドリンクが選べるところが嬉しいです。
    残念ながら、マックカフェでは使えません。またマックフルーリーなど対象外の商品もあります。
    長期保有目的での買いでも良いですが、個人的には、配当金が低いところが決め手に欠ける点でクロス取引をしていました。
  6. パンパシフィック(7532)
    ドンキホーテで使える「majica」2000ポイントがもらえます!
    (筆者も、前期クロス取引にて株主優待獲得)
    時々ドン・キホーテに行きますが、当初はわざわざポイントとか面倒と思っていました。
    レジの行列で並んでいるとほとんどのお客さんがmajicaを使っていて驚きました。
    ドン・キホーテファンやインバウンドの恩恵も考えらるため、普通に買い注文も検討できる銘柄と思います。
    しかし株価は、窓を開けての高値圏にあります。
    高値掴みのリスクがあるので、11/8の決算を注目したいところです。
  7. ラックランド(9612)
    ご当地こわけ3500円相当がもらえます!
    (筆者も、前期クロス取引にて株主優待獲得)
    ラックランドの株を保有していると、年4回株主優待品を獲得することができます。
    6月と12月は、海鮮品などのご当地品の優待ポイント3500円分がもらえます。3月と9月は、2500円相当がもらえます。
    筆者は、1000円ほどプラスして牡蠣などが入ったセットを贈答品として親戚に贈りました。
    株価は、6/28から下げトレンド。クロス取引以外では、直近10/31の決算を見てから判断した方が良いと思われます。
  8. アルペン(3028)
    アルペンスポーツデポで使える優待券2000円相当がもらえます!
    直近の業績は、減益。次の決算は、11/8です。
    気候の影響も受ける銘柄です。
    スポーツ用品の買い物が好きな方は、クロス取引を検討してみてはいかがでしょうか。

※優待内容は、100株保有の場合で記載しています。

まとめ

12月おすすめ高配当30銘柄

  1. 日本たばこ産業(2914)
  2. ノーリツ鋼機(7744)
  3. 住友林業(1911)
  4. ダイトロン(7609)
  5. 日本カーボン(5302)
  6. TOYO TIRE(5105)
  7. 新日本電工(5563)
  8. 東洋インキSC(4634)
  9. 日本電気硝子(5214)
  10. やまびこ(6250)
  11. 日本エスコン(8892)
  12. AGC(5201)
  13. 日本マイクロニクス(6871)
  14. ローランドDC(6789)
  15. INPEX(1605)
  16. クラレ(3405)
  17. DIC(4631)
  18. DMG森精機(6141)
  19. ヤマハ発動機(7272)
  20. ヒューリック(3003)
  21. 岡部(5959)
  22. ローランド(7944)
  23. 本田技研工業(7267)
  24. キャノン(7751)
  25. 住友ゴム工業(5110)
  26. スター精密(7718)
  27. キッツ(6498)
  28. 荏原製作所(6361)
  29. アウトソーシング(2427)
  30. アルプス技研(4641)

 

12月おすすめ株主優待8銘柄(※クロス推奨

  1. すかいらーく(3197)
  2. ホットランド(3196)
  3. 不二家(2211)
  4. ライオン(4912)
  5. マクドナルド(2702)
  6. パンパシフィック(7532)
  7. ラックランド(9612)
  8. アルペン(3028)

今回は12月末に権利が取れる高配当株をご紹介しました。

配当や優待狙いで個別銘柄を購入する際は、今回ご紹介した注意点以外にも、企業業績を確認し、バランスを考えて取引しましょう。

効率よく毎月、配当金がもらえるよう高配当株投資を極めましょう!

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