配当、株主優待の権利確定日を迎える株式銘柄が、一年の中で最も多い3月が到来しました!!
欲しかった株主優待、気になっていた高配当銘柄、買い場に向けて、どの銘柄にエントリーするか見極めましょう!
利上げ、QT、地政学リスク、政治経済のニュースが飛び交う中で、株式相場もボラティリティが高くなっています。
クロス取引では、株価変動リスクを回避できるので、リスクオフ相場でも安心して取引できます。
しかし突発的に高騰してしまい、予想以上に元手が必要になったり、取引停止になるレアケースで損失を被る可能性もあります。
今回は、
- 3月にクロス取引おすすめ銘柄5選
- 筆者が既に仕込んでいる株株主優待銘柄
- 信用売り残在庫が復活したら買いたい銘柄
をご紹介します。
クロス取引の銘柄選びの参考にして頂けると幸いです
1.3月優待クロス銘柄の在庫状況
3月が権利確定の株主優待をもらうには、3月29日(火)までに優待クロスを行う必要があります。
- 3月29日(火)… 権利付き最終日
- 3月30日(水)… 権利落ち日
- 3月31日(木)… 権利確定日
権利付き最終日2月24日迄に、クロスを完成すると優待権利を獲得できます。
ぎりぎり2月24日に優待クロス完成、2月25日に決済(現渡し)できれば、貸株料(コスト)が最も安くなりますよね。
しかし、人気の高い株主優待銘柄は、権利最終日に向けてどんどん在庫が減っていきます。
一般信用売り在庫の確保が難しいので、在庫があるうちに貸株料が低い証券会社でクロス取引を行えると良いですね。
優待クロスを行うには、まず一般信用売り在庫の有無の確認が必要です。
一般信用取引が出来ない銘柄の場合は、クロス取引を諦めるか、逆日歩リスクを考慮した上で制度信用売り在庫を探すことになります。
また、一般・制度ともに信用売りの設定がない株式銘柄もあります。
取り扱いがない場合が諦めるしかありません。
株主優待の本や、インターネット情報でおすすめされている株銘柄は、クロス取引できない銘柄も含まれているので注意しましょう。
証券会社のサイトでクロス取引したい銘柄の信用取引「一般信用売り」の取引欄があるかどうかで、クロス可能か判断できます。
3月1日時点で、一般信用売り在庫があり、でクロス取引できる株式銘柄は、優待価値の高い超人気銘柄は既に在庫無しです。
2月末の時点で、一般信用売り在庫が既に売り切れる人気ぶりです。
もちろん、在庫がある銘柄もありますが、今から仕込むべきか、在庫が権利付き最終日近辺まで残ることを期待して待つか難しいところです。
しかし、一般信用売り在庫は、随時変動するので、欲しい株主優待銘柄は定期的な在庫チェックをお勧めします。
一般信用り在庫数は、数万個確認できた場合も、一瞬のうちに「在庫0」になる可能性があります。
在庫が復活するかどうか、復活したところで、タイミングよく注文できるかどうかは運次第です。
※SMBC日興証券は、信用取引手数料が無料です。一般信用売り注文と制度信用買い注文を同時に行う、制度信用買いを現引きにすることで、最もコストが安くなります。
権利付き最終日より、かなり早くクロスした場合、auカブコム証券やSBI証券では、株主優待価値以上にコストがかかってしまう可能性があります。
クロス取引のコストについては、別記事に執筆していますが、ご利用の証券会社の手数料最新情報をご確認ください。
2.3月優待クロス取引おすすめ6銘柄
それでは、筆者が既にクロス取引済、3月権利月のおすすめ優待クロス銘柄をご紹介します。
是非、参考になさってください(^^)
第2位:高松コンストラクショングループ(1762)
第3位:マルハニチロ(1333)
第4位:ラックランド(9612)
第5位:レック(7874)
第6位:マンダム
第1位:カッパ・クリエイト(7421)
100株以上のカッパ・クリエイト株主にご優待ポイント(1ポイント1円に充当)を進呈
※9月末割当基準日でご所有の方 … 12月に発行
※3月末割当基準日でご所有の方 … 6月に発行
100株~1,000株未満 … 3,000ポイント(3,000円分)
1,000株~2,000株未満 … 6,000ポイント(6,000円分)
2,000株以上一律 … 12,000ポイント(12,000円分)
カッパ・クリエイト株式会社をはじめとするコロワイドグループ店舗でご利用いただける株主優待です。
- ポイントは、1ポイントにつき1円分、飲食代金の支払いに充当
- ポイントの有効期限は、ポイント付与日より1年間
- 株主様ご優待ポイントで各種ギフト商品が購入可能
コロワイドグループの店舗のない地域にお住まいの方、またはご希望の方には、株主様ご優待ポイントと引き換えに以下の各種商品を申込み可能です。
ちなみにお届けは2~3週間程度で、お届け日時のご指定不可です。
第2位:高松コンストラクショングループ(1762)
・100株(1単元)以上ご所有の株主に南魚沼産コシヒカリ(新米)1袋(5kg)
・500株以上を継続して5年以上ご所有の株主に南魚沼産コシヒカリ(新米)2袋(10kg)
贈呈時期は毎年10月下旬を予定です。
上記以外に「全国共通おこめ券」「あしなが育英会」または「日本UNICEF」への寄付、もしくは「株主優待不要」の選択肢が設けられています。
第3位:マルハニチロ(1333)
3月末に、100株以上保有の株主に自社商品詰め合わせセット一覧より1点
- 水産缶詰詰め合わせ
- 瓶詰詰め合わせ
- 海苔詰合わせ
- 特定保健用食品リサーラソーセージ
- ラ・カンティーヌ詰合わせ
第4位:ラックランド(9612)
毎年1年に4回、株主名簿に記載された100株(1単元)以上保有株主に優待品を進呈
<3月末・9月末基準>
「ご当地こわけ」クーポン券を発送(ECサイト「ご当地こわけ」にて利用可能)
https://www.kowake.shop
第5位:レック(7874)
100株以上 … 自社製品2000円相当
第6位:マンダム(4917)
年1回、3月末に100株以上の株式所有株主へ自社商品詰め合わせを進呈(5000円相当)
※送付時期は、6月初旬
※予想一株配当は36円
※追加でクロス取引したい3月銘柄
そのほか追加でクロス取引したい3月銘柄は以下となります。
ご参考にしてみてください。
- J&P(7942)QUOカード3000円、約16万、一株配当予想50円
- 松風(3960)3960円相当自社商品、約18万、一株配当予想32円
- メニコン(7780)8000円相当自社商品、約29万、一株配当予想17.5円
- 中村屋(2207)2000円相当自社商品、約17万、一株配当予想26円
- DM三井製糖(2109)3000円相当自社商品
- ベネッセ(9783)3000円相当自社商品、約23万、一株配当予想50円
- コタ(4923)5000円相当自社商品、約16万
- トリドール(3397)3000円相当食事券
- シミック(2309)3000円相当特産品
- 淀川製鋼所(5451)2000円カタログ+1000円QUO
- 菱電商事(8084)2000円QUO、約18万
- アサックス(8772)
- ダイドードリンコ(3205)、500株約36万
- アジュバン(4929)
- コロワイド(7616)
- ペガサスミシン(6262)2000円相当カタログギフト、約26万
- なとり(2922)2500円相当、約21万
- NECキャピタル(8793)、2000円相当カタログギフト
- サンドラッグ(9989)、約31万
- 名古屋銀行(8522)3000円相当カタログギフト
- サカイ引越センター(9039)、約40万
- FCC(7296)、2500円相当特産品、約29万
- スズケン(9987)、3000円相当
- 平和不動産(8803)、3000円相当カタログギフト
- オービック(4733)、3000円相当QUO
- アルファ(3434)300株約33万、3000円相当カタログギフト
- みずほリース(8425)3000円相当QUO、約33万
- 日本水産(1332)3000円ポイント、500株約28万
- 日本管財(9728)2000円相当カタログギフト
- 極洋(1301)約32万
- アイコム(6820)3000円相当、約24万
- ノジマ 6000円相当
- 日神グループ(8881)、3000円ポイント、500株約25万
※3月15日/20日権利確定日銘柄
- カワチ薬品(2664)3/15
- アジュバン(4929)
- 石塚硝子(5204)
- アルインコ(5933)
3月権利確定の株式銘柄は非常に多く、一般信用売り在庫の変動も気になり、衝動的にクロス取引してしまう場合もあるかもしれません。
しかし、銘柄数の少ない月と同様に、クロス取引する際は、コストやリスクのこともしっかり考えましょう。
忘れがちな、注意点をクロス取引前に必ずご確認下さい。
3.優待クロスの忘れがちな注意点
優待価値が、コストも下回っていませんか?
換金価値の高い又は利用しやすい優待内容ですか?
配当金額は確認しましたか?
クロス取引には、信用取引、現物取引の売買手数料、貸株料、証券会社によっては、現渡手数料や株式銘柄ごとのプレミアム手数料がかかる場合があります。
株価の高い銘柄は、比例して手数料も高くなりがちなので、想像以上に高いコストが必要になるかもしれません。
株主優待内容は、500~5000円程度の優待価値が多いと思うので、手数料が1000円を超える場合は厳しいと思います。
また、高配当銘柄では「配当落調整金」も気をつけましょう。
また、信用売り又は現物買いのみを行い、反対売買し忘れたり、権利落ち日に現渡し忘れたりとうっかりミスも注意しましょう。
さらに、私は2月度にとんでもない失敗をしました。
クロス取引最大のメリットは、「株価変動リスク無し」です。
ところが、大きな見落としにより、数万円を失うことになり、株主優待自体も手に入りませんでした。
まとめ
今回は、2022年3月末権利確定日の優待クロス銘柄おすすめ6選をご紹介しました。
優待内容・おすすめの理由をご覧頂き、優待クロスで銘柄選びに悩んでいる方に参考にして頂けると嬉しいです!
第2位:高松コンストラクショングループ
第3位:マルハニチロ
第4位:ラックランド
第5位:レック
第6位:マンダム
いづれも、全国展開していて使いやすく、必要資金5~30万円前後です。
株主優待銘柄を選ぶポイントは、
「近くにお店があるなど自分で実際に使える優待であること」です。
そして、優待クロス銘柄のポイントは、
「一般信用売り在庫があること」です。
今回ピックアップした6銘柄は、3月の権利付き最終日は3/29なので、まだまだクロス取引のチャンスがあります。
資金効率が厳しい銘柄は、権利付き最終日直前に在庫があれば優待クロスに参戦というスタンスでやってみてはいかがでしょうか。
クロス取引・IPO株で、もしわからないことがあれば、お気軽にお問合せください。
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