時間外でも株取引ができる「PTS取引（夜間取引）」とは？

株やETFは通常、東京証券取引所など証券取引所で取引を行います。

投資家は証券会社に注文を出し、証券会社から取引所に対して投資家の注文通りに取引を行います。

残念ながら、証券取引所の休日は株取引できません。

日本の土日祝日は取引所は休業日です。

海外保険や金投資が好きな私は、日本株にはネガティブですが、先週の日本株式市場、米国株式市場、為替相場、米国雇用統計の結果や失業者給付金のニュースを総合して考えると明日週明けの日本株は大きな上昇が期待されるようです。

株価上昇（又は下落）の可能性を予め予測できる場合、時間外取引をするにはどのような方法があるでしょうか？

今回は、PTS取引（時間外取引）の内容と休日に株取引をする方法の有無をご紹介します。

PTS取引「Proprietary Trading System」とは

PTS取引とは、証券取引所の立会時間外に取引所を介さず株式を売買できる私設取引システムです。

前場と後場の間の昼休み、夜間、開始前の朝にPTS取引を行うことができます。

東証とは異なる株の取引市場です。

証券取引所の時間内は、会社員のかたは売買注文をみたり状況を確認するのが難しいので、PTS取引を利用することで昼休みや帰宅後に投資を楽しめます。

日本のPTS取引は、SBIジャパンネクスト証券が運営する「ジャパンネクストPTS」と、チャイエックス・ジャパン運営の「チャイエックスPTS」のみです。

楽天証券・SBI証券・松井証券の証券口座を開設すれば、PTS取引に参加することができます。

■株式市場の取引時間

前場（まえば）	平日9:00～11:30
後場（ごば）	平日12:30～15:00

■ジャパンネクストPTSの利用時間

第1市場「J-Market」

デイタイム・セッション	8：20～16：00
ナイトタイム・セッション	16：30～23：59

第2市場「X-Market」

デイタイム・セッション	8：20～16：00

■チャイエックスPTSの利用時間

投資家の参加者要件・呼び値・手数料率が異なる「Chi-Alpha」と「Chi-Select」の2市場があります。

Chi-Alpha/Chi-Select

デイタイム・セッション	8：20～16：00

SBI証券のPTSは、デイセッションとナイトセッションの両方を利用できるのでオススメです。

平日夜間も株取引に対応しているので、勤務後に利用できます。

PTS取引（時間外取引）のメリット・デメリット

土日祝日に株式売買できる方法は？

・・・ありません。

土日祝日は、売買できません。

株式の購入予約は可能ですが、実行されるのは週明け月曜日の朝です。

土日祝日にも365日にできる投資は、仮想通貨のビットコイン・アルトコインぐらいです。

24時間リアルタイムで取引可能です。

FXと先物・株価指数証拠金取引（CFD）は、祝日の取引可能です。

平日と祝日は24時間取引できるので、調べてみるとよいでしょう。

しかし、初心者には難しいので、しっかりと勉強してからのぞむことを推奨します。

先物、証拠金取引は、ハイリスクハイリターン投資です。

まとめ－株価暴騰暴落に備える方法

土日祝日明けの市場は、価格が大きく開く可能性があります。

特に金曜日の後場、15時の終値の価格や、米国市場、ヨーロッパ市場の動き海外ニュースなどが原因で、月曜日の取引は大きく値が開いて始まる可能性があります。

アメリカの雇用統計、米ドル政策金利発表、FRB議長まの発言なども日本の株式相場を左右します。

日曜日は何もできませんが、PTS取引を利用して証券取引所が開く前月曜日の朝8:20から参加してみてはいかがでしょうか。

平日の取引所の開始前にPTS取引する為には、楽天証券・SBI証券・松井証券
いづれかの口座開設をしていることが条件です。

株式売買方法はとても簡単なので、別の記事でご案内します。